海外旅行の準備

アラブ首長国連邦入国と旅行の準備

危険情報と中東情勢を出発前に確認。服装と撮影の決まり、薬の持ち込みまで

まず知っておくこと

ビザ

事前取得は不要(観光など)

観光や親族訪問、商用などの短期滞在なら、事前にビザを取らずに入国でき、到着時に滞在許可が与えられる。UAE外務省の一覧でも、日本は「Visa Free」とされている。

ビザなし滞在

30日(外務省の2024年1月時点の案内)

外務省の安全対策基礎データは「2024年1月現在、入国時には30日間の滞在許可が付与される」としている。超えて滞在する場合は、入国した首長国の移民局で延長などの手続きが要る。UAE政府の一次情報では日数を確認できなかったので、日程が長い場合は駐日UAE大使館に確かめる。

パスポート残存

6か月以上

旅券の残存有効期間が6か月未満だと、入国を拒否される可能性がある。在ドバイ日本国総領事館も、残存期間が半年以上あることを確認するよう案内している。

渡航認証

不要

ESTAやETAのような、ビザとは別の事前の電子渡航認証は求められていない。事前のビザ取得なしで入国し、到着時に滞在許可を受ける。

通貨

UAEディルハム(AED)

合計6万ディルハム相当以上の現金・外貨・トラベラーズチェックは、ドバイ税関で申告の対象になる。

時差

日本より5時間遅い

UAEは通年UTC+4で、夏時間はない。日本はUTC+9のため、時差は一年を通じて5時間。

プラグ・電圧

政府資料では未確認

電圧・周波数・コンセント形状について、本稿で確認した外務省・在外公館の資料には記載がなく、UAE政府の一次情報にもたどり着けなかったため数値を書いていない。手持ちの充電器の対応電圧(INPUT表示)と、変換プラグの形状は出発前に確認しておく。

危険情報

全土レベル2(2026年10月時点)

外務省は2026年6月25日、米国・イラン間の戦闘終結に関する覚書署名などを踏まえ、UAE全土の危険レベルを2(不要不急の渡航は止めてください)に引き下げた。今後も不測の事態の可能性は排除されないとして、不要不急の渡航をやめるよう求めている。中東情勢に関する広域情報も9月20日に出ている。

上の表の出典(10 件)を見る

最終確認 2026-10-10

3か月前

パスポートの残存期間

旅券の残存有効期間が6か月未満だと、入国を拒否される可能性がある。在ドバイ日本国総領事館も、残存期間が半年以上あることを確認するよう案内している。

空港では手荷物も含めすべての荷物がX線検査を受ける。旅券の有効期限は出発の数か月前に確認し、足りなければ先に切り替えておく。

出典

ビザと渡航認証

観光や親族訪問、商用などの短期滞在なら、事前にビザを取らずに入国できる。外務省の安全対策基礎データは、2024年1月現在で入国時に30日間の滞在許可が与えられ、その後に延長や在留資格の変更をするための10日間の猶予期間があるとしている。延長の手続きは、入国した首長国の移民局で行う。

この日数はUAE政府の一次情報では確認できず、外務省の案内も2024年時点のものなので、30日を超えそうな日程や乗り継ぎを含む複雑な旅程なら、駐日アラブ首長国連邦大使館に最新の扱いを確かめる。許可された日数を超えないよう注意する。

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予防接種と健康

入国にあたって義務づけられている予防接種はない。水道水は直接飲まず、市販のミネラルウォーターを使う。

中東呼吸器症候群(MERS)の感染例が報告されており、ラクダが感染源である可能性が高いとされる。ラクダとの不用意な接触や、未殺菌のラクダ乳を飲むことは避ける。砂塵によるアレルギーや呼吸器の不調も一年を通じて見られ、必要に応じてマスクを使う。

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1か月前

海外旅行保険

公立病院は外国人の受診を一部制限することがあり、外国人は私立病院を受診するのが一般的。外務省によれば、旅行者が入っている海外旅行保険のキャッシュレスサービスは、ドバイにある日系のクリニック以外ではほとんど使えず、受診時は現金かクレジットカードで払う必要がある。

軽症から中等症までの治療はできるが、難病や高度な手術が必要な場合は日本への移送も検討することになる。緊急移送費まで含めて補償する海外旅行保険への加入を、外務省は強く勧めている。

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通信(eSIM・SIM・Wi-Fi)

UAEではSNSに関するルールが整備されており、外務省はUAE政府の批判やイスラム教の冒涜など処罰の対象となりうる発信をしないよう求めている。相手の承諾を得ない写真・動画の撮影も犯罪とされているので、人が写り込んだ写真をそのまま投稿しない。外務省は2026年6月3日にも、海外での撮影とSNS投稿に関する注意喚起を出している。

現地では日本の携帯電話会社の海外ローミングか、eSIM・プリペイドSIMを使う。

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たびレジと在留届

危険レベル2が出ている国なので、短い旅行でも「たびレジ」に登録しておく。滞在先の安全情報が日本語のメールで届き、事件や事故、情勢の変化があったときに大使館・総領事館が安否確認をする際にも使われる。

3か月以上滞在する場合は在留届の提出が必要で、在アラブ首長国連邦日本国大使館か在ドバイ日本国総領事館に、在留届電子届出システム(ORRネット)から提出できる。

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1週間前

お金と支払い

通貨はUAEディルハム(AED)。ドバイ税関は、合計6万ディルハム相当以上の現金・外貨・トラベラーズチェックと、宝飾品や金・銀などの貴金属を申告の対象としている。ドバイに到着する場合、申告はアプリ「iDeclare」で到着の前後に行える。

病院では海外旅行保険のキャッシュレスがほとんど使えないため、受診に備えてクレジットカードを用意しておく。

何人かで行く旅行で、現地の通貨やカードで立て替え合ったときは、旅行の割り勘計算で、円にそろえて精算する方法を説明しています。

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電源プラグと電圧

UAEの電圧・周波数・コンセント形状について、本稿で確認した外務省・在外公館の資料には記載がなかった。UAE政府の一次情報も確認できなかったため、具体的な数値や形状はここでは書いていない。

スマートフォンやノートパソコンの充電器は、本体のINPUT表示が「100-240V」のように幅のあるものが多く、その場合は形の合う変換プラグがあれば使える。100V専用の家電を持っていく場合と、変換プラグの形状は、出発前に製品の表示と販売元の案内で確かめておく。

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気候と服装

10月から4月は最高気温が30℃を下回り比較的過ごしやすいが、5月から9月は連日40℃を超え、50℃近くに達することもある。海沿いは湿度が高く、蒸し暑さで体調を崩しやすい。屋外ではこまめに水分と塩分をとり、日差しと紫外線にはサングラスや長袖、日焼け止めで備える。

国土の大半が砂漠で、風の強い日は砂塵で視界が著しく悪くなることがある。雨はほとんど降らないが、道路の排水能力が低いため、降るとすぐに冠水し、郊外では鉄砲水が起きることもある。

服装のほかに何を持っていくかは、旅行の持ち物リストで、海外・日数・季節に合わせて確かめられます。

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持ち込みと持ち出しの制限

ドバイ税関は、ドバイに到着する旅行者の申告対象として次のものを挙げている。医薬品も申告対象の品目に含まれ、外務省によれば、個人の常備薬でも規制の対象であれば没収されることがあるので、持ち込める薬は事前に駐日UAE大使館に問い合わせておくとよい。

麻薬や覚醒剤の所持・販売・使用には死刑が科される場合もある。イスラム教の戒律に反する書籍や映像は没収され、外務省の2024年時点の案内では、ラマダン(断食月)中は酒類の持ち込みが一切禁止され、ドローンの使用は2020年1月から禁止されている。

  • 医薬品、武器、薬物、ドローン、衛星電話など
  • 植物・種子・昆虫、肉・動物・動物製品など
  • 合計6万ディルハム相当以上の現金・外貨・トラベラーズチェック、宝飾品や貴金属
  • 3,000ディルハムを超える贈答品
  • 紙巻たばこ400本、葉巻50本、たばこ500gのいずれかを超えるもの、電子たばこ
  • 4リットルまたはビール2カートンを超える酒類

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現地で

現地の移動

運転マナーが悪く、人身事故や車同士の接触事故が多発しており、交通事故は国内の死因の第2位とされる。スピード違反や急な車線変更、歩行者の飛び出しによる事故が多い。飲酒運転は違法で、厳しく処罰される。

タクシーはメーター制で料金も明確だが、助手席に座った客への性的嫌がらせや乗車拒否、乱暴な運転の事例も報告されている。

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マナーとタブー

ドバイやアブダビは比較的自由な気風だが、イスラム教の戒律が守られている。肌を露出した服装は男女を問わずなるべく避け、公共の場所や駐車中の車内での抱擁やキスはしない。外国人が摘発され、実刑判決を受けた例もある。シャルジャ首長国では、外国人を含め女性が肌を露出した服装をすることや飲酒が禁じられている。

飲酒はホテルのレストランやバーなど指定された場所でのみ認められ、それ以外での飲酒や酩酊は違法。ラマダン中は、夜明け前から日の入りまで人目につく場所での飲食や喫煙を控える。

軍事施設、石油・発電施設、橋、政府関連の建物、空港、礼拝所の内部などは、許可なく撮影すると身柄を拘束されることがある。アラブの民族衣装を着た女性に、安易にカメラを向けたり話しかけたりしない。

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治安と多い手口

2026年10月時点で、外務省はUAE全土に危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)を出している。6月25日に、米国・イラン間の戦闘終結に関する覚書署名などを踏まえて引き下げたもので、今後も不測の事態の可能性は排除されないとしている。軍事施設には近づかず、遠くからでも撮影しないよう求めている。

治安は比較的安定しているとされるが、一般犯罪の統計は公表されていない。観光客の多い場所ではスリが多く、SNSで知り合った相手に送金させる国際ロマンス詐欺の被害も多い。

政治的な結社、王族批判、婚姻関係にない男女の性的関係、同性愛関係、女装、無許可の募金、相手の承諾を得ない写真・動画撮影など、日本では必ずしも犯罪にならない行為がUAEでは犯罪とされている。

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緊急時の連絡先

在ドバイ日本国総領事館の安全の手引き(2025年2月)では、警察は999、救急は998、消防は997で、いずれも全首長国共通。緊急でない相談には901が使える。警察官はアラビア語しか話せないことも多い。

パスポートをなくしたときや事件・事故に巻き込まれたときは、アブダビの大使館かドバイの総領事館に相談する。

  • 警察:999/救急:998/消防:997
  • 緊急でない相談:901
  • 在アラブ首長国連邦日本国大使館(アブダビ):02-4435696
  • 在ドバイ日本国総領事館:Dubai World Trade Centre Building 28階/04-2938888

出典

調べたことは、そのまま旅程にしておくと出発前に見返せます。TRAVIO はアカウントなしで作れて、リンクを送れば同行者も同じものを見られます。

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このページについて

日本と渡航先の政府機関が公開している情報をもとに、TRAVIO が日本語で要約したものです。公式の案内ではありません。各節の出典を加工して掲載しています。入国の要件や手続きは予告なく変わるため、出発前に必ずリンク先の公式ページで確かめてください。