海外旅行の準備

イギリス入国と旅行の準備

ビザは不要でも出発前にETAが必須。ロンドンのスリ、キャッシュレス、角型3ピンの電源まで確認

まず知っておくこと

ビザ

不要(観光など6か月以内)

観光や親族・知人訪問などの短期滞在(Standard Visitor)なら事前のビザ取得は要らない。ただしビザとは別に、ETA(電子渡航認証)の事前取得が必要。

ビザなし滞在

原則6か月まで

Standard Visitor として通常6か月まで滞在できる。入国後に滞在目的を変えたり、6か月を超えて延長したりすることは原則として認められない。

パスポート残存

滞在期間中有効であること

英国政府は、入国に使う旅券は滞在期間の全体にわたって有効であるべきとしている。ETAは申請した旅券にひも付くので、旅券を更新したらETAも取り直しになる。

渡航認証

要(ETA、20ポンド)

英国政府はETAの申請料を20ポンドとしている(2026年10月時点)。有効期間は2年間か旅券の有効期限までの短いほうで、その間は何度でも渡航できる。外務省によれば、2026年2月25日からETAの取得は英国渡航の必須条件となり、航空会社はETAのない旅行者を搭乗させない。

通貨

英ポンド(£)

1万ポンド以上の現金を持ち込む・持ち出す場合は申告が必要。

時差

日本より9時間遅い(夏時間は8時間)

英国は冬はグリニッジ標準時(GMT)、3月最終日曜の午前1時から10月最終日曜の午前2時までは英国夏時間(BST、GMT+1)になる。日本はGMT+9のため、時差は冬季9時間・夏季8時間。

プラグ・電圧

角型3ピン(BS 1363)、230V・50Hz

電力供給の電圧は230V、周波数は50Hzと規則で定められている。家庭用の標準プラグは、角型の3本ピンでBS 1363規格のコンセントに合うものと規定されている。日本のプラグはそのままでは挿さらない。

危険情報

危険情報の発出なし(2026年10月時点)

外務省海外安全ホームページは、英国について「現在、危険情報は出ておりません」としている。中東情勢を受けた注意喚起(2026年7月21日)など、複数の国にまたがる広域情報は別に出ている。

上の表の出典(13 件)を見る

最終確認 2026-10-10

3か月前

パスポートの残存期間

英国政府は、入国に使う旅券は滞在期間の全体にわたって有効であるべきとしている。入国時には、滞在の終わりに出国すること、滞在費をまかなえること、帰りの交通費を払えることを示せるよう求められる。

ETAは申請に使った旅券にひも付けられ、旅券の有効期限が来るとETAも切れる。旅券を新しくした場合はETAを申請し直す必要があるので、旅券の更新とETAの申請は順番を間違えないようにする。

出典

ビザと渡航認証

観光や親族・知人訪問などの6か月以内の滞在なら、日本の旅券で事前にビザを取る必要はない。ただし年齢にかかわらず、出発前にETA(電子渡航認証)を取得しておくことが義務づけられている。外務省によれば、英国政府は2026年2月25日からETAを渡航の必須条件とし、航空会社はETAのない旅行者を搭乗させない。

申請は英国政府のサイト(gov.uk/eta)か公式アプリ「UK ETA」で行い、手数料は20ポンド(2026年10月時点)。通常は1日以内にメールで結果が届くが、最大3営業日かかることがあり、承認のメールを受け取るまでは出発できない。乳幼児も含め1人ずつ必要で、他の人の分をまとめて申請することもできる。

英国政府は、より高い手数料を取る非公式サイトに注意するよう呼びかけている。英国の空港で入国審査を通ってから乗り継ぐ場合もETAが要る。ETAがあっても入国が保証されるわけではなく、到着時に審査を受ける。

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予防接種と健康

英国への入国に義務づけられている予防接種はない。水道水は石灰分が多いものの、通常はそのまま飲める。過去には生卵によるサルモネラ感染症や、生焼けの肉によるトキソプラズマ症の発生が報告されているので、食品は十分に加熱されたものを選ぶ。

英国は日本より湿度が低く、夏は気づかないうちに熱中症や脱水になることがあると外務省は案内している。冬は暖房で室内が乾燥しやすい。

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1か月前

海外旅行保険

イングランドでは、A&E(救急科)など救急部門での治療は、海外からの訪問者も国にかかわらず無料とされている。ただし入院後の治療やその後の外来は、免除の対象でない限り請求される。

公立のNHSで通常の診療を受けるには、まずGP(総合診療医)にかかるのが原則だが、外務省によれば、英国に住所のない旅行者は受け付けてもらえないことがある。その場合は有料のウォークインクリニックや私立病院を使うことになり、私立病院の医療費は高額。緊急移送も含めて補償する海外旅行保険に入っておく。

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通信(eSIM・SIM・Wi-Fi)

日本の携帯電話会社の海外ローミングを使うか、eSIMやプリペイドSIMを別に用意する。ヨーロッパ周遊の途中で英国に寄る場合は注意が要る。EUの「Roam Like at Home」は英国のEU離脱後は英国に適用されず、EU向けのプランが英国で同じ条件で使えるとは限らないと欧州委員会は案内している。

ETAはスマートフォンのカメラで旅券と顔を読み取って申請でき、結果はメールで届く。出発前、日本にいるうちに申請と受け取りを済ませておく。

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たびレジと在留届

3か月未満の旅行なら「たびレジ」への登録が外務省から勧められている。滞在先の安全情報が日本語のメールで届き、英国で事件や事故、自然災害が起きたときに在英国日本国大使館や在エディンバラ日本国総領事館が安否確認をする際にも使われる。

3か月以上滞在する場合は在留届の提出が必要になる。在留届電子届出システム(ORRネット)でオンライン提出でき、日本から転居する場合は住所が決まっていなくても出発の3か月前から出せる。

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1週間前

お金と支払い

英国ではコンタクトレスのカード払いが一般的で、現金が使えるレジが少ない店や、カードしか受け付けない店もある。列車のチケットや航空券の購入で現金が使えなかった例も報告されており、外務省はクレジットカードやデビットカードの携行を勧めている。使えるカード会社が限られる店もある。

英国本土(イングランド、スコットランド、ウェールズ)と国外の間で1万ポンド以上の現金を運ぶ場合は、税関への申告が必要。オンラインでは出発の72時間前から申告でき、到着時に赤の通路で申告することもできる。申告しないと全額を差し押さえられることがあり、取り戻すのに最大5,000ポンドの制裁金が科されうる。

何人かで行く旅行で、現地の通貨やカードで立て替え合ったときは、旅行の割り勘計算で、円にそろえて精算する方法を説明しています。

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電源プラグと電圧

英国の規則では、低圧の電力は230V・50Hzで供給すると定められている。日本の100V専用の家電をそのまま使うと故障の原因になりうるので、充電器や家電の対応電圧(INPUT表示)を出発前に確かめる。

家庭用の標準プラグは、角型の3本ピンでBS 1363規格のコンセントに合うものと規定されている。日本の平型2ピンのプラグはそのままでは挿さらないので、この形に合う変換プラグを用意する。

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気候と服装

外務省によれば、英国は日本より冷涼だが緯度のわりには温暖で、ロンドンの平均最高気温は夏で摂氏24度程度、平均最低気温は冬で摂氏3度程度。一年を通じて雨があり、特に冬に多い。

「一日の中に四季がある」と言われるほど一日の温度差が大きく、昼は暖かくても夜に急に冷えたり、通り雨で急に涼しくなったりする。季節を問わず、脱ぎ着しやすい上着を一枚持って歩くとよい。冬は日照時間が短い。

服装のほかに何を持っていくかは、旅行の持ち物リストで、海外・日数・季節に合わせて確かめられます。

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持ち込みと持ち出しの制限

イングランド、スコットランド、ウェールズに国外から入る場合の主な免税範囲は次のとおり。17歳未満には酒・たばこ・電子たばこの免税枠がない。範囲を超えると、そのカテゴリーの全量に税がかかり、他の人と枠を合算することはできない。

飛び出しナイフなどの攻撃用の武器、催涙スプレーなどの護身用スプレー、規制薬物、EU以外のほとんどの国からの肉・乳製品の個人輸入は持ち込めない。外務省によれば、護身用に催涙スプレーを持っていた日本人留学生が身柄を拘束され、裁判にかけられた例がある。

  • 酒類:ビール・サイダー42リットル、ワイン18リットル。加えて度数22%超の蒸留酒4リットル、または22%以下のもの9リットル
  • たばこ:紙巻たばこ200本、または葉巻50本、または刻みたばこ250g など
  • 電子たばこのリキッド:50mlまで
  • その他の物品:合計390ポンドまで
  • 現金:1万ポンド以上は申告

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現地で

現地の移動

車は日本と同じ左側通行だが、制限速度はマイルで表示され、ラウンド・アバウトと呼ばれる環状交差点がある。歩行者優先の考え方は必ずしも一般的ではないので、道路を渡るときは十分に注意する。

電車・地下鉄・バスには日本のような乗り越し精算がなく、料金が足りないと高額の罰金を科される。ロンドンの正規のタクシー(ブラックキャブ)は路上で拾えてメーターもあるが、許可のない「白タク」で犯罪に巻き込まれた例が報告されている。

日本の運転免許証で運転できるのは入国後1年までだが、レンタカーは日本の免許証では借りられず、国際運転免許証か英国の免許証が要る。

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マナーとタブー

英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成り、スコットランドやウェールズは歴史的に強い独自性を持つ。これらの地域をイングランドの一部と見なしたり、そう誤解されるような言動は避ける。北アイルランドには宗教対立や英国からの分離をめぐる対立が残っている。

催涙スプレー、スタンガン、特殊警棒、ナイフなどを許可なく持ち歩くことは違法。一般公開されている建物でも、内部の写真撮影が禁止されている場所がある。

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治安と多い手口

外務省によれば、2025年のイングランドとウェールズの主な犯罪は約960万件で、統計の取り方は異なるものの、単純な件数では犯罪総数が日本の11倍程度、日本人の被害が多い窃盗(スリ、置き引き、ひったくり)は5倍程度にあたる。

多い手口は、地下鉄やバスで体を当てたり取り囲んだりして財布を抜く、観光地で道を尋ねて路線図で視界をさえぎる隙に盗る、パブやカフェで床や椅子に置いたバッグを持ち去る、ATMで背後から声をかけてカードや現金を奪う、といったもの。私服警官を名乗って財布やカードの提示、暗証番号を求める偽警官詐欺も報告されている。

2026年10月時点で、外務省は英国について危険情報を出していない。中東情勢を受けた注意喚起(2026年7月21日)や、写真・動画撮影とSNS投稿に関する注意喚起など、複数の国にまたがる広域情報は出ているので、出発前に確認しておく。

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緊急時の連絡先

警察・救急・消防は共通で999。オペレーターに「Which service do you require?」と聞かれたら、警察なら「Police, please.」、救急車なら「Ambulance, please.」、火事なら「Fire Service, please.」と伝える。

病院や警察などの公的機関で英語での会話が難しい場合は「Japanese interpreter, please.」と言えば通訳を手配してもらえることがある。ただし、すぐに手配できるとは限らない。

  • 警察・救急・消防:999
  • 在英国日本国大使館:101-104 Piccadilly, London W1J 7JT/020-7465-6500(領事班 020-7465-6565)
  • 在エディンバラ日本国総領事館:2 Melville Crescent, Edinburgh EH3 7HW/0131-225-4777

出典

調べたことは、そのまま旅程にしておくと出発前に見返せます。TRAVIO はアカウントなしで作れて、リンクを送れば同行者も同じものを見られます。

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このページについて

日本と渡航先の政府機関が公開している情報をもとに、TRAVIO が日本語で要約したものです。公式の案内ではありません。各節の出典を加工して掲載しています。入国の要件や手続きは予告なく変わるため、出発前に必ずリンク先の公式ページで確かめてください。