海外旅行の準備

トルコ入国と旅行の準備

残存150日のパスポート、地域ごとの危険情報、日本語で近づく客引きの手口まで確認

まず知っておくこと

ビザ

不要(観光など90日以内)

日本とトルコの間には査証免除取極があり、観光や会議出席などの90日以内の短期滞在にビザは要らない。トルコ外務省も、日本の一般旅券の所持者は90日までビザが免除されるとしている。

ビザなし滞在

180日間で90日まで

滞在は「180日間内で合計90日間を超えない」とされている。入国予定日から180日さかのぼった期間のトルコ滞在日数を差し引いた日数しか滞在できず、一度出国して再入国しても合計は変わらない。

パスポート残存

入国時に150日以上

トルコの外国人法は、旅券の有効期限が許された滞在期間より60日以上先であることを求めており、90日の滞在なら入国時に150日以上が必要になる。外務省によれば、150日未満だと搭乗を拒否されることがある。トルコ外務省は、入国日から6か月以上の残存期間を持つよう勧めている。

渡航認証

不要

観光などの90日以内の滞在では、ビザも、ビザとは別の事前の電子渡航認証も求められていない。トルコ外務省の一覧でも、日本の旅券は90日までビザ免除とされている。

通貨

トルコリラ(TRY)

外貨の持ち込みに制限はないが、合計25,000トルコリラ以上のトルコ通貨か、1万ユーロ相当以上の外貨を持ち出す場合は、出国前に税関へ申告する。

時差

日本より6時間遅い

トルコは2016年9月から通年UTC+3で、夏時間はない。日本はUTC+9のため、時差は一年を通じて6時間。

プラグ・電圧

政府資料では未確認

電圧・周波数・コンセント形状について、本稿で確認した外務省・在外公館の資料には記載がなく、トルコ政府の一次情報にもたどり着けなかったため数値を書いていない。手持ちの充電器の対応電圧(INPUT表示)と、変換プラグの形状は出発前に確認しておく。

危険情報

地域によりレベル1〜4(2026年10月時点)

シリアとの国境地帯はレベル4(退避勧告)、ディヤルバクル県とイラクとの国境地帯はレベル3(渡航中止勧告)、南東部の一部の県はレベル2、イスタンブール県と東部・南東部の一部の県はレベル1(2024年5月15日付)。行き先がどの区分に入るかを地図で確かめる。

上の表の出典(10 件)を見る

最終確認 2026-10-10

3か月前

パスポートの残存期間

トルコの外国人法は、旅券の有効期限が許された滞在期間より60日以上先であることを求めている。90日の滞在が認められる日本の旅券なら、入国時点で150日以上の残存期間が必要になる。外務省によれば、150日未満だと搭乗を拒否されることがあり、搭乗できても入国審査で拒否される可能性がある。

トルコ外務省は、入国日から6か月以上の残存期間を持つよう勧めている。短期の滞在でも、旅券は常に携行するよう外務省は案内しているので、紛失・盗難には十分注意する。

出典

ビザと渡航認証

日本とトルコの間には査証免除取極があり、観光や会議出席などの90日以内の短期滞在にビザは要らない。ただし「180日間内で合計90日間を超えない」と定められており、入国予定日から180日さかのぼった期間にトルコに80日いたなら、その入国で滞在できるのは最大10日になる。

就労や留学が目的の場合はビザが必要で、駐日トルコ大使館で取得する。90日を超えて滞在するには、子どもも含めて県の移民局で滞在許可(イカメット)を申請する必要があり、取らずに90日を超えると不法滞在として身柄拘束や国外退去の対象になる。

出典

予防接種と健康

厚生労働省検疫所は、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、腸チフスの予防接種を挙げ、犬や野生動物との接触が予想される場合は狂犬病も勧めている。狂犬病は毎年報告があり、大型の野犬も多いので、猫を含めむやみに動物に近づかない。かまれたらすぐに医療機関を受診する。

水道水は石灰分が多く飲用に適さないので、市販のミネラルウォーターを飲む。夏(5〜9月)は食中毒が多い。マダニが媒介するクリミア・コンゴ出血熱が春から初夏にかけて主に黒海沿岸で発生しており、草むらに触れたあとはダニが付いていないか確かめる。

出典

1か月前

海外旅行保険

主要な観光地には外国人患者向けの私立総合病院があり、24時間救急を受け付ける病院もあるが、私立病院の医療費は高額。外国人が公立病院を受診するのは一般的でなく、英語を理解する医療従事者も少ない。状況によってはイスタンブールやアンカラの病院への移送が必要になる。

外務省は、海外旅行保険に入っていなかったために治療や緊急移送で多額の出費を強いられた例が多いとして、十分な補償額の保険への加入を勧めている。

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通信(eSIM・SIM・Wi-Fi)

トルコの情報通信技術庁(BTK)は、国外から持ち込んだ携帯電話などの端末は、入国日から120日以内に登録しないと通信できなくなると案内している(2017年の発表)。90日以内の観光滞在なら、この期限より前に出国することになる。

登録には手数料がかかり、トルコ外務省の税関案内では2025年時点で45,614.20トルコリラとされている。現地の回線を長く使う予定がある場合は、制度が改定されていることもあるので購入時に確認する。短い旅行なら、日本の携帯電話会社の海外ローミングやeSIMも選択肢になる。

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たびレジと在留届

地域によって危険情報が出ている国なので、短い旅行でも「たびレジ」に登録しておく。滞在先の安全情報が日本語のメールで届き、テロや災害が起きたときに大使館・総領事館が安否確認をする際にも使われる。

3か月以上滞在する場合は在留届の提出が必要で、住所地を管轄する在トルコ日本国大使館か在イスタンブール日本国総領事館に、在留届電子届出システム(ORRネット)から提出できる。

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1週間前

お金と支払い

通貨はトルコリラ(TRY)。外貨の持ち込みに制限はないが、合計25,000トルコリラ以上のトルコ通貨か、1万ユーロ相当以上の外貨を持ち出す場合は、出国前に税関へ申告する必要がある。

銀行や主要ホテル、両替所で米ドルとユーロを両替できる。イスタンブールの観光客が多い地区には日本円を両替できる場所もあるが、ほかの都市ではほとんどできない。外務省によれば、クレジットカードのスキミングによる被害も報告されている。

何人かで行く旅行で、現地の通貨やカードで立て替え合ったときは、旅行の割り勘計算で、円にそろえて精算する方法を説明しています。

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電源プラグと電圧

トルコの電圧・周波数・コンセント形状について、本稿で確認した外務省・在外公館の資料には記載がなかった。トルコ政府の一次情報も確認できなかったため、具体的な数値や形状はここでは書いていない。

スマートフォンやノートパソコンの充電器は、本体のINPUT表示が「100-240V」のように幅のあるものが多く、その場合は形の合う変換プラグがあれば使える。100V専用の家電を持っていく場合と、変換プラグの形状は、出発前に製品の表示と販売元の案内で確かめておく。

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気候と服装

地域によって気候が大きく違う。イスタンブールのあるエーゲ海・地中海沿岸は夏が暑く冬は温暖。首都アンカラや観光地カッパドキアのある内陸部は寒暖の差が激しく乾燥しており、夏は40度、冬はマイナス20度近くになる。

黒海沿岸はトルコでいちばん雨が多い地域。東部の高原地帯は積雪があり、路面が凍結することもある。同じ旅程でも沿岸と内陸を回るなら、服装を両方に合わせて用意する。

服装のほかに何を持っていくかは、旅行の持ち物リストで、海外・日数・季節に合わせて確かめられます。

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持ち込みと持ち出しの制限

トルコ外務省の税関案内による主な免税範囲は次のとおり。18歳未満はたばこと酒類の免税を受けられない。肉や乳製品の個人での持ち込みは認められていない。薬は滞在期間に見合った量なら持ち込めるが、診断書や処方箋など必要性を示す書類を税関に示す必要がある。

骨董品の国外への持ち出しは禁止されており、違反すると罰金刑や懲役刑のおそれがある。遺跡の発掘現場から出土品の小さなかけらや落ちている石を拾って持ち帰ることも禁じられ、日本人が身柄を拘束された例がある。手製の高級じゅうたんを含む芸術・美術品の持ち出しには当局の許可が要る。

  • たばこ:紙巻たばこ600本、葉巻50本、刻みたばこ250g など(品目ごと)
  • 酒類:度数22%超のもの1リットル、22%以下のもの2リットル
  • 贈答品など:1人あたり合計430ユーロまで(15歳未満は150ユーロまで)
  • 出国時の申告:25,000トルコリラ以上のトルコ通貨、または1万ユーロ相当以上の外貨

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現地で

現地の移動

トルコ内務省の発表では、2024年の人身交通事故は266,855件、死者は6,352人。信号無視や一方通行の逆走、乱暴な運転が多く、特にタクシー、オートバイ、ドルムシュと呼ばれるミニバスに目立つ。ドライバーが歩行者を優先することはほとんどないので、歩いて道を渡るときも気を抜かない。

流しのタクシーでは、遠回りや、メーターを消したうえでの不当な請求の被害が多く報告されている。ホテルの受付や配車アプリで呼んだタクシーを使い、乗るときにメーターが動いているかを確かめ、車両番号を控えておく。

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マナーとタブー

国民のほとんどがイスラム教徒。大都市では肌を露出した服装も普通に見られるが、農村部や南東部では好ましくない場合がある。モスクを訪れる際、女性は頭にスカーフをかぶるよう求められる。飲酒は他のイスラム教国より自由だが、飲酒運転や、泥酔して他人に迷惑をかける行為は厳しく罰せられる。

建国の父アタテュルク初代大統領を冒涜する行為は処罰の対象になりうる。胸像にトマトを載せて写真を撮った日本人観光客が、一時身柄を拘束された例がある。大統領侮辱罪で逮捕・実刑となる例も増えている。

軍や警察の施設の撮影には事前の許可が要り、ドローンでの撮影も厳禁。集会やデモには近づかない。金曜日は集団礼拝の機会を利用した集会やデモが行われることがあり、宗教施設には不用意に近づかないよう外務省は呼びかけている。

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治安と多い手口

外務省の危険情報は地域ごとに分かれており(2024年5月15日付)、2026年10月時点で次のとおり。イスタンブールでは2022年11月のイスティクラル通りの爆弾テロ以降もテロ事件が起きており、2024年1月には教会への銃撃テロ、同年10月にはアンカラで防衛産業企業への銃撃テロがあった。

イスタンブールの旧市街スルタンアフメット地区やタクシム地区では、旅行者を名乗って日本語で親しげに声をかけ、ぼったくりバーに連れて行く手口が多い。観光地では日本語で近づいて恩を売り、高額なじゅうたんを売りつける手口や、交際をちらつかせて金銭を求める詐欺もある。日本語で話しかけてくる人の誘いには乗らない。

女性の個人旅行者が性犯罪の被害に遭う例が非常に多く、早い段階ではっきり拒むよう外務省は呼びかけている。口論から発砲に至る事件も毎年起きており、怒鳴り合う声や連続したクラクションが聞こえたら近づかずに離れる。

  • レベル4(退避勧告):シリアとの国境地帯
  • レベル3(渡航中止勧告):ディヤルバクル県、イラクとの国境地帯
  • レベル2(不要不急の渡航中止):ハッカーリ県、シュルナク県、ハタイ県、キリス県など南東部の一部
  • レベル1(十分注意):イスタンブール県、東部11県、南東部5県(一部の県は県都以北のみ)

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緊急時の連絡先

警察、交通警察、ジャンダルマ(憲兵)、救急車、火災、沿岸警備隊の緊急番号は、2021年からすべて112に統一された。112は英語にも対応している。

パスポートをなくしたときや事件・事故に巻き込まれたときは、アンカラの大使館かイスタンブールの総領事館に相談する。

  • 警察・救急・消防など:112
  • 在トルコ日本国大使館(アンカラ):Reşit Galip Cad. No.81, G.O.P. Cankaya/0312-446-0500
  • 在イスタンブール日本国総領事館:Tekfen Tower 10階(Buyukdere Cad. No:209)/0212-317-4600

出典

調べたことは、そのまま旅程にしておくと出発前に見返せます。TRAVIO はアカウントなしで作れて、リンクを送れば同行者も同じものを見られます。

トルコの旅程をつくる

このページについて

日本と渡航先の政府機関が公開している情報をもとに、TRAVIO が日本語で要約したものです。公式の案内ではありません。各節の出典を加工して掲載しています。入国の要件や手続きは予告なく変わるため、出発前に必ずリンク先の公式ページで確かめてください。