海外旅行の準備

香港旅行の準備

ビザ免除の日数、SIMの実名登記、中国本土との違い。出発前に確かめること

まず知っておくこと

ビザ

不要(観光等目的)

香港は中華人民共和国の特別行政区で、出入境管理は中国本土と別に行われている。本土のビザ免除措置とは制度が異なるので、本土渡航の予定がある場合は別途その要件を確認する。

ビザなし滞在

90日間

入境事務處が公表している査証免除国・地域の一覧表で、日本(JAPAN)は90日と示されている。観光・商用など短期の訪問が対象で、就労や長期滞在には別途手続きが必要になる。

パスポート残存

明確な下限の公表なし

入境事務處の一般入境規定は「原居国・所属国に戻るための有効な旅行証件を所持していること」を条件として挙げているのみで、具体的な残存月数は示されていない。滞在期間を通じて有効であることを前提に、余裕を持たせておく。

渡航認証

入境カードは廃止済み

香港は2024年10月16日に紙の入境カード(抵港申報表)を全面的に廃止しており、通常の訪問者は事前登録や到着時の記入なしに入境審査を受けられる。将来的な制度変更に備え、渡航直前に入境事務處のサイトで最新の案内を確認する。

通貨

香港ドル(HKD)

中国本土の人民元とは別の通貨。補助単位は香港セント。

時差

日本より1時間遅い

香港標準時は協定世界時(UTC)より8時間進んでおり、天文台が公式に維持している。サマータイムはない。

プラグ・電圧

220V、プラグ形状は要確認

機電工程署は、電圧セレクター付きの電器は香港の家庭用電圧である220V交流に合わせる必要があると案内している。周波数とプラグの形状については、この節を作成した時点で読み取れる公的資料を確認できなかった。日本の100V専用家電はそのまま使えないため、渡航前に複数形状対応の変換プラグと変圧器の要否を確認しておく。

危険情報

レベル1(全土・十分注意)

外務省は香港全土に「レベル1:十分注意してください」を出している(2021年8月27日付、継続中)。感染症危険情報は出ていない。犯罪統計そのものは落ち着いており、香港警務處は2025年の罪案総数を前年比5.9%減としているが、危険情報の指定はこれとは別に続いている。

上の表の出典(9 件)を見る

最終確認 2026-08-24

3か月前

パスポートの残存期間

入境事務處の一般入境規定は、原居国・所属国に戻るための有効な旅行証件を所持していることを条件として挙げているが、具体的な残存有効期間の月数は示されていない。

とはいえ滞在中に有効期限が切れると出国や各種手続きに支障が出るため、旅行期間を通じて有効であることを前提に、余裕を持たせて出発前に確認しておく。

出典

ビザと渡航認証

香港は中華人民共和国の特別行政区で、出入境管理は中国本土とは別の制度で運用されている。入境事務處が公表する査証免除国・地域の一覧表では、日本(JAPAN)の旅券保持者は90日間の査証免除で香港に滞在できるとされている。中国本土のビザ免除措置とは対象日数も制度も異なるため、本土への渡航を予定している場合はその要件を別途確認する。

香港は2024年10月16日に紙の入境カード(抵港申報表)を全面的に廃止しており、通常の訪問者は事前のオンライン登録や到着時の書類記入なしに入境審査を受けられる。パスポートの提示のみで手続きが完結する場合が多いが、将来的に制度が変わる可能性はあるため渡航直前に確認する。

香港のe-Channel(自動入境審査)は、タイ・シンガポール・韓国・オーストラリア・ドイツなど一部の国の旅券保持者やHKIA経由での頻繁な訪問者などが登録により利用できる制度で、日本旅券は現時点で対象国に含まれていない。多くの日本人旅行者は通常の有人カウンターで入境審査を受けることになる。

出典

予防接種と健康

入国のために接種が義務づけられているワクチンはない。厚生労働省検疫所はA型肝炎・B型肝炎・破傷風の接種を渡航者に勧めており、農村部に長期滞在する場合は日本脳炎の接種も検討するよう案内している。日本脳炎は新界地区で6月から10月ごろにまれに発生が報告されている。

通年で食中毒・細菌性赤痢・A型肝炎などの消化器系疾患のほか、デング熱・チクングニア熱といった蚊媒介感染症の報告がある。飲用水は市販のミネラルウォーターが勧められている。

亜熱帯気候で一年を通じて気温・湿度が高いため、こまめな水分補給と休息を心がける。医療機関は整備されており、日本語に対応できる施設もある。

出典

  • 厚生労働省検疫所(FORTH)/香港(2026-08-24 確認)

1か月前

海外旅行保険

海外の医療機関の多くは、受診の前に医療費を払えるかどうかをまず確認する。海外旅行保険や医療保険に入っていないと、前払いやクレジットカードの提示を求められることがあり、最悪の場合は受診自体を断られることもある。

海外での治療費は基本的に全額現金払いで、日本で受診する場合に比べて数倍の現金が必要になることも珍しくない。渡航前に補償内容と24時間対応の相談窓口の有無を確認しておく。

出典

通信(eSIM・SIM・Wi-Fi)

香港のインターネットは中国本土のような接続制限を受けておらず、Google系サービスやSNSなど日本で使い慣れたサービスをそのまま使える。

香港では2021年9月から電話用SIMカードの実名登記制度が導入されている。香港居民は香港身分証で登記するが、それ以外の者は有効な旅行証件(パスポート)で登記でき、パスポートの提示があれば空港や市中のカウンターでプリペイドSIMを購入できる。登記できる枚数には上限があるため、複数枚必要な場合は事前に確認しておく。

出典

たびレジと在留届

3か月未満の渡航なら「たびレジ」への登録、3か月以上の滞在なら旅券法第16条にもとづく「在留届」の提出が対象になる。たびレジは任意の登録で、滞在先やメールアドレスを登録しておくと、現地の在外公館から日本語の安全情報や緊急連絡を受け取れる。

在留届は3か月以上の滞在者に提出義務があり、住所や連絡先を届け出ておくことで、緊急事態の際の安否確認や領事サービスにつながりやすくなる。どちらも渡航前後にオンラインで手続きできる。

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1週間前

お金と支払い

通貨は香港ドル(HKD)で、中国本土の人民元とは別の通貨として流通している。カード決済や八達通(オクトパスカード)などの電子マネーが幅広く普及しており、現金だけに頼らなくても移動できる場面が多い。

香港法例第629章「実体貨幣及不記名可転譲票据跨境流動条例」により、指定された管制站から香港に到着・出発する際、総額12万香港ドルを超える現金や無記名の譲渡可能証券を所持している場合は、税関へ申告する義務がある。申告は電子申告・紙の申告書・口頭のいずれかの方法で行う。

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電源プラグと電圧

機電工程署は、電圧セレクター付きの電器は香港の家庭用電圧である220V交流に合わせて使うよう案内している。日本の100V専用の家電をそのまま使うと故障の原因になるため、変圧器が必要になる。スマートフォンやノートパソコンの充電器は100〜240V対応のものが多く、その場合はプラグの形状さえ合えば変圧器なしで使える。

周波数やコンセントの具体的な形状について、この節を作成した時点で読み取れる公的資料は確認できなかった。日本のプラグがそのまま挿さらないことが多いのは実際の運用として広く知られているので、複数の差込口形状に対応した変換プラグを1つ持っておくと安心。

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気候と服装

香港は亜熱帯気候で、5月下旬から9月中旬にかけては高温多湿で雷雨や台風が多くなる。年間降水量は地点によって約1,400ミリから3,000ミリ以上まで差があり、その大半が5月から9月に集中する。

台風シーズンは5月から11月にかけてで、特に7月から9月は台風の影響を受けやすい時期になる。台風が接近すると信号が発表され、交通機関の運休や施設の休業につながることがあるので、この時期の旅行では天文台の発表を確認する習慣を持っておく。

1月・2月は市街地でも10度を下回ることがあり、高台ではさらに冷え込む。3月・4月は湿度が高くなりやすい時期で、蒸し暑さを感じることがある。

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持ち込みと持ち出しの制限

香港は自由港で、ほとんどの物品に関税がかからない。ただし酒類・たばこ・炭化水素油・メチルアルコールの4品目は課税対象で、18歳以上の旅客には少量の免税枠がある。たばこは紙巻きたばこ19本、または葉巻1本(複数本の場合は合計25グラムまで)、または他の製造たばこ25グラムまで。酒類はアルコール度数30%を超える酒類1リットルまでが免税になる。

総額12万香港ドルを超える現金や無記名の譲渡可能証券を持って指定管制站から香港に出入りする場合は、税関への申告が必要になる。申告を怠ると法令違反になり得る。

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現地で

現地の移動

香港は英国と同じ左側通行で、車両は右ハンドル。日本と同じ通行方向なので、右側通行の中国本土から来る場合よりも日本人にはなじみやすい。

運輸署の過路守則では、歩道橋・地下道・横断歩道・青信号のある場所を選んで渡ること、渡る前に路肩からやや下がった位置で車の来る方向を確認すること、渡り始めたら周囲を確認し続けながら一直線に渡ることなどが基本原則として示されている。

MTR(地下鉄)やバス、トラム、スターフェリーなど公共交通機関が発達しており、八達通(オクトパスカード)1枚でほとんどの交通機関に乗車できる。

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マナーとタブー

香港基本法第9条は、行政・立法・司法の各機関で中国語(中文)に加えて英語(英文)も正式な言語として使用できると定めている。日常生活では広東語が最も広く使われており、書き言葉は中国本土の簡体字ではなく繁体字が基本になる。中国本土の習慣をそのまま持ち込まず、香港独自の制度・言語事情を踏まえて行動する。

公共交通機関や飲食店では列に並ぶ習慣が徹底されており、エスカレーターでは片側を空けて立つのが一般的なマナーになっている。

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治安と多い手口

外務省は香港全土に「レベル1:十分注意してください」を出している(2021年8月27日付、継続中)。香港島の繁華街で警察官が襲撃される事件が起きており、記念日などに合わせて許可を得ていない抗議活動が突発的に行われる可能性がある、というのが理由として挙げられている。

一方で犯罪統計そのものは落ち着いている。香港警務處の公表によれば、2025年の罪案総数は89,137件で前年より5.9%減少し、行劫(強盗)は26.7%減、爆竊(住居侵入盗)は33.1%減と、いずれも統計開始以来最少になった。暴力罪案も8,823件で15.9%減少している。

一方で詐騙(詐欺)案は43,212件と罪案全体の半数近くを占めており、被害総額は81億香港ドルに上る。警務處は、旅客に対して信用できる店舗で買い物をすること、荷物は常に目の届く範囲に置いて施錠すること、多額の現金や貴重品を持ち歩かずホテルの金庫を利用することなどを呼びかけている。

香港と中国本土は出入境制度が別なので、本土側の法律や規制がそのまま香港に適用されるわけではない。ただし境界を越えて本土に入る場合は、本土側の法制度が適用される点に注意する。

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緊急時の連絡先

警察・消防・救急のいずれも共通の緊急番号999。聴覚や言語に障害がある場合は、ショートメッセージで992に連絡できる。港島・九龍地区の平均対応時間は約9分、新界地区は約15分とされている。

香港と中国本土は出入境制度が別なので、本土で事件・事故に遭った場合は本土側の日本大使館・総領事館が窓口になる。香港滞在中の相談は在香港日本国総領事館が窓口になる。

  • 警察・消防・救急:999
  • 聴覚障害者向けSMS:992

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日本と渡航先の政府機関が公開している情報をもとに、TRAVIO が日本語で要約したものです。公式の案内ではありません。各節の出典を加工して掲載しています。入国の要件や手続きは予告なく変わるため、出発前に必ずリンク先の公式ページで確かめてください。

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